我々社会保険労務士は「社会保険労務士法」に基づき日々の業務を行っています。 その「社会保険労務士法」は議員立法(議員によって法律案が発議され、成立した法律)により、昭和43年に成立した法律です。議員立法により成立した法律は、その改正も原則として議員立法により行われることになります。
そこで、まず政党を問わず国会議員の皆様に社会保険労務士制度に対するご理解を深めて頂き、法改正の要望等、社会保険労務士制度にとって正念場の時に積極的に協力していただけるような体制を築くことが必要不可欠であり、その役割を担うのが「社会保険労務士政治連盟」です。政治連盟は特定の思想信条とは無関係に、社会保険労務士制度そのものの維持・強化を図ることだけを目的としております。
これまで計8回にわたる社労士法改正を経て、我々の業務範囲は飛躍的に拡大し、社会的地位は大きく向上しました。第1次から第4次改正では、当初労働社会保険諸法令に基づく「書類作成」と「帳簿書類の作成」だけだった独占業務範囲は「提出代行」「事務代理」へと拡大し、さらに相談指導業務として「労務管理」が明記されました。その後の改正は主に司法分野への業務拡大です。直近では、平成27年、粘り強い政治連盟の活動の結果、念願であった「第8次社会保険労務士法改正」を実現させることができました。@個別労働関係紛争に関して特定社会保険労務士の代理できる目的価額の120万への引き上げ、A裁判所における補佐人としての出廷陳述権、B社員が一人の社労士法人の設立等が可能となり、我々の社会的地位向上と専門的知見を司法の場で活かせる機会が増えてきました。
現在では、学校出前事業、労働条件審査および働き方改革支援など社会保険労務士の活躍の場を拡大していくために、国会議員のみならず地方議員に働きかけていくことも必要な役割となっています。
このように、政治連盟の活動により社会保険労務士業務の基盤となる制度が維持され、強化されることにより社会保険労務士として活躍の場が守られていること、勝ち取った成果は全員の社会保険労務士が平等に享受していることを念頭に置いていただき、政治連盟の果たしている役割についてご理解を賜わり、社会保険労務士の未来のために、今後ともご協力を頂けますようお願い申し上げます。
役職 | 氏名 | 所属支部 |
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